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BEAUTY INSIDER -業界を動かす者たち-Vol.3



前回ゲストの長谷川りさこさんが、「オリジナルブランドを持っていて、忙しいと思うけど…」と紹介してくれたお友だちは、この方です。


アイブロウリスト・斎須麻未さん

【斎須麻未 Saisu Mamiプロフィール】

お客様一人一人の骨格に合わせて美眉を作る「オーダーメイドアイブロウ」の技術を持つ、人気アイブロウリスト。品川駅徒歩3分の眉毛サロン「エマイミー(Emay-Mie)」のオーナー。

【エマイミー(EmayMie)の由来】
目を表す「Eye」と斎須麻未の名前「mami」を組み合わせたサロン名。「Eye」と「mami」が一つになって、生きる。アイブロウリスト・斎須麻未の決意が込められている。

今回のゲストは、骨格分析をして、お客様一人一人に合った美眉を作る「オーダーメイドアイブロウ」が人気のサロン「エマイミー(Emay-Mie)」のオーナー。斎須麻未さんです。

―早速ですが、麻未さんがアイブロウリストになった経緯を教えて下さい。

麻未 小さい頃から美容に興味があって、将来は、ヘアメイクアーティストになりたいと思っていました。3歳からピアノをやっていたこともあり、親には反対されましたが、「国家資格の美容師免許を取るなら」という条件で、ヘアメイクが学べる専門学校に進んだことが、今に繋がっています。

―もともと、ヘアメイクの中でも、眉毛に興味があったのですか?

麻未 眉毛に興味を持ったのは、後に就職することになるサロンの入社説明会がきっかけです。当時はまだ、眉毛サロンは珍しくて、眉毛はメイクの一要素という認識でした。でも、眉毛の形が変わると、印象がまったく変わるのを目の当たりにして。これは、凄い技術だと思いました。

―眉毛サロンに就職、アイブロウリストとして実力を磨いていった?

麻未 眉毛サロンで働いて3年目に、ちょっと変な表現ですが、眉毛が生えている位置の骨格筋が〈見える〉ようになりました。まぶたの上の、骨が出っ張っている所に眉毛が生えるのですが、その骨の上にある筋肉の形が〈見える〉感覚です。この頃から、アイブロウリストとして、手ごたえを感じるようになりました。

―独立を意識したのは?

麻未 3年目、23歳の時、新店の店長をやって欲しいと声がかかって、「え、私が?」という気持ちもありましたが、とにかく、やってみようと思い、店長を3年勤めました。私は、28歳までに独立したいという目標があったので、まつげのことやサロン運営のことも勉強しなければと思い、大手のまつげサロンで1年、眉毛サロンで1年修行し、28歳で独立しました。



日本のアイブロウ技術を世界にも届けたい

―いざ、独立となった時、サロンの場所に品川を選んだ理由は?

麻未 大きな話になってしまうのですが、私には、0.1ミリ単位で行う、日本の繊細なアイブロウ技術を世界に広めたいという気持ちがあるので、空港から近くて、新幹線も停まる品川を選びました。当時は、なぜ品川?と、周りから反対されましたが、結果として、海外からも、国内からも、沢山のお客様が来て下さいました。


コロナ流行時もお客様とつながり続ける


―コロナが流行して、お客様の流れは変わってしまったのでしょうか?

麻未 コロナが流行して、海外のお客様は来られなくなりました。当時は、世界がどうなるか、誰も分からない状況だったので、3ヶ月待ちして下さっているお客様たち全員にキャンセルしていただいて、すぐにサロンを閉める決断をしました。

―休業中は、どうされていましたか?

麻未 インスタライブや、YouTubeをやっていました。サロンに来られなくなってしまったエマイミーのお客様に向けて、自宅でできる眉毛ケアの方法を発信していたこともあり、サロンを再開した時には、皆さん「待ってたよ」といって、戻ってきて下さいました。

―当時、不安はなかったですか?

麻未 コロナの影響で、撤退するサロンも多く、不安もあったのですが…、私は、休業明けに、新店をオープンしたんです。周りには、すごく反対されたのですが。

―当時の状況を考えると、新店オープンの判断はとても大胆です!

麻未 コロナ前は、一つのサロンで、複数のお客様を接客していたのですが、コロナを経験したことで、施術者とお客様が1対1になれる、プライベートサロンの方が、お客様に安心感が生まれるのではないか。それなら、新しいサロンが必要だと考えました。

―新店オープン後は、順調でしたか?

麻未 1年半後には、もう1店、新しいサロンをオープンすることになり、スタッフも増えました。


職人が手作りしたエマイミーの眉用アイテム


―エマイミーの眉用アイテムは、職人の手作りですが、もともと知り合いだったのですか?

麻未 いえ、全く。初めて職人さんに連絡した時は28歳で、相手の凄さがわかってなかったから、連絡できたんでしょうね。先方からお返事が来なかった時も、「個人事業主じゃダメなんだ。法人になればいいんだ」と早合点して、エマイミーを法人化したりしました。

―その後、どうなりましたか?

麻未 法人にしたので、取引をお願いしたいですとお電話したら、社長さんが出られて「こちらから担当者が折り返すから、電話番号を教えて」と仰られて。「これは、やんわり断られているに違いない」と思ったら、なんと1分後にお電話が来ました。

―さすが、仕事が速い!

麻未 直接、担当者の方がいらして、「どんなことがしたいの?」と聞いてくださったので、眉毛について、ひたすら熱く語ったんです。そうしたら、「こんなに眉毛を語る人、初めてだよ」と面白がってくれて、エマイミー眉ブラシを作って下さることになりました。

―麻未さんは、日本文化や職人さんをリスペクトされていると感じます。

麻未 日本の伝統文化を伝えていきたいので、エマイミーがお役に立てることがあればと思っています。



骨格に合った美眉を作るオーダーメイドアイブロウ

―エマイミーの「オーダーメイドアイブロウ」について、教えて下さい。

麻未 眉毛の形や左右差は、骨格、筋肉、毛流れ、フェイスバランス、顔のゆがみが影響するので、個人差があります。オーダーメイドアイブロウは、お客様ひとり一人の個性に合わせて、一番似合う眉毛を作る技術です。

―チェンマイ大学で、解剖実習に参加されたのは、骨格や筋肉と眉毛の関係を学ぶためでしょうか?

麻未 書籍だけではわからない、正確な情報を知るために参加しました。未来の美容と健康のために協力して下さる方々に、心から感謝します。

―今後の展望を教えて下さい。

麻未 エマイミーでは、骨格のゆがみを調整する施術がスタート予定です。眉毛が生えるお顔の骨格を整えることで、左右差のない、美しい眉が生えるように促します。詳しいことは、近日発表予定です。


次回は麻未さんからの紹介です!次は誰の取材になるのでしょう?お楽しみに!


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